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TRUNK DESIGN DESIGN STUDIO & DESIGN STORE

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マッチデザインファクトリー 2009~

マッチラベルの面白さに魅せられて。

「マッチデザインファクトリー」は、兵庫県姫路市で昭和初期からマッチ製造を続ける神戸マッチ株式会社と、トランクデザインがタッグを組むプロジェクト。2009年春、神戸マッチの3代目として当時専務をつとめていた嵯峨山真史現社長は、古いマッチラベルを復刻して活用するアイデアを模索していました。人づてにその相談を聞き、そのレトロなマッチラベルを見た瞬間、僕の頭にひらめいたのは「Tシャツにしたい」ということでした。話を聞いた2日後には、実際にサンプルTシャツとブランドタグを作って、実際の販売イメージまで伝わるようラッピングし、嵯峨山社長のもとへ。2人は一気に意気投合し、その日のディスカッションは3時間に及びました。

レトロデザインTシャツと復刻版マッチがセットになったラインナップで、マッチデザインファクトリーがデビューを果たしたのがその年の夏のこと。その取り組みはテレビでも取り上げられ話題を呼びました。

NHK
http://www.youtube.com/watch?v=Gk1JDAiPca8

ブランドづくりとは、生活者との接点を増やすこと。

マッチ製造は兵庫県姫路地方の昔ながらの地場産業で、国内で生産されるマッチの約7割を占めるといわれるほどですが、マッチで火をつける行為が生活から失われつつある今、地元兵庫県人でもそのことを知る人は少なくなる一方です。ただ、昔に比べて生産量が落ちているとはいえ、マッチの軸から頭の成分にいたるまで自社でオリジナルマッチを製造できるのは、いまや国内では神戸マッチを含めて3社だけ。そんな国内でも指折りの生産技術や事業形態は守りつつも、少し違う視点で新しいものづくりを提案したいというのが僕の思いでした。

これまでの卸売りやOEMと違い、マッチデザインファクトリーという自社ブランドから発信することで、マッチが趣味性のある雑貨として若者の目に留まるようになり、雑貨店やイベント、自社ECサイトなど、新しい販路が生まれ、ユーザーとの接点は広がりを見せました。もちろんマッチの商品単価も卸売に比べれば格段にアップ。マッチを作るという行為自体は何ら変わっていませんが、デザインによってその前後、つまり「見せ方」と「売り方」を変えた一例といえます。

兵庫県地場産業とのコラボで、新たなステージへ。

その後はブランディング展開のために、神戸マッチに足しげく通うようになり、マッチと兵庫県地場産業とのコラボレーションもサポートするように。これまでに革なめしの本場・姫路で作られる革のマッチケースや、丹波篠山の間伐材を利用したマッチなどをリリースしています。マッチ産業が育んできた文化や歴史、技術を見直し、業界の枠組みを一度リセットして考えてみる。そしてマッチを単なる消耗品ではなく、ストーリーのある存在に変えていく「しくみ」をデザインする。そんな信念をもとに、いま新たに取り組むのが、マッチと淡路島の伝統産業である「お香」とのコラボレーション。新しい香りの習慣として日々の暮らしに生かしてほしいとの思いを込めて「hibi」と名付けられたこの商品。トランクデザインはネーミングからパッケージデザイン、PRツールデザインに至るまで、トータルなアートディレクションを担当。海外展開も見すえ、2015年春にデビューしました。

Match design factory
http://www.m-d-f.jp

hibi 10MINUTES AROMA
http://www.hibi-jp.com